執筆者/S.A

はじめに

ORENDA入社3年目、Aです。

これからZBrushについて、機能や小技の紹介をメインに、記事を書いていこうと思います。

基本的に初心者、未経験者向けの内容になる予定です。

ZBrushは近年、メジャーなCGツールとなり、情報は調べればたくさん出てきます。

そのため、このブログでは、細かな機能の説明というよりは、私が、どのような機能や手法を、実際の業務や自主制作で用いているかに焦点を当てて、記事を書いていきたいと考えています。

第一回目の今回は、よく使う機能を1つ、ご紹介いたします。

この記事の内容

ZBrushってどんなツール?

DynaMesh機能について

ZBrushってどんなツール?

まずはじめに、第一回目の記事ということで、ZBrushについて、よく知らない方のために、ざっくりとどういったツールなのかをご説明します。

ZBrushは高機能な3Dスカルプト(彫刻)ソフトです。従来のポリゴンモデリングと違い、粘土をこねる感覚でモデリングができるのが特徴です。

毎年バージョンアップデートされ、年々機能が増えており、多様な用途で用いられています。

ZBrushの「読み方」についてですが、

私の周辺では、ゼットブラシと、ジ(ズィ)ーブラシ、この二つの読み方をよく耳にします。英語っぽく読むと、ズィーブラッシュ、でしょうか。

正直、いずれの読み方でも問題ないと思います!(笑)

ちなみに私は学校の先生がジ(ズィ)ーブラシと読んでいた為、ジーブラシと読んでいます。

 DynaMesh機能について

どんな機能?

DynaMeshは簡単に言うとポリゴンの再構築機能です。

通常ZBrushでスカルプトを行っていくと、画像のようにポリゴンの伸びが生じてきます。

これでは形状調整がし辛くなるため、ツールパレットの中のジオメトリ>ダイナメッシュからDynaMeshを適用し、ポリゴンを再構築します。

ダイナメッシュがハイライトしていればONの状態。

伸びていたポリゴンの密度が均一になり、調整しやすくなります。

ショートカット

DynaMeshがONの状態で、Ctrlキーを押しながら、何もないところをドラッグするとDynaMeshを適用することができます。

ポリゴンの再構築が基本機能ですが、インサートメッシュを使って、ブール演算のような処理を行うことができます。

任意のメッシュを挿入し、DynaMeshを適用することで、メッシュを結合したり、削ったりすることができます。

インサート後、適用で結合。

Altを押しながらインサート後、適用で削れます。

どのように使っているか

私は、ZBrushで一から造形していく際、シルエットが固まるまでの工程で使用していることが多いです。この場合、ディティールを詰めていく段階では、ほぼ使っていません。

個人的に、シルエット作成では、ブラシで形状を作っていくよりも、IMM(インサートメッシュ)ブラシを使って、肉付けしていくような(※gif画像)アプローチ方法を好んでいます。

また、ローポリモデルを、ハイポリ化する際、DynaMeshを使っています。

平面的な構成のモデルであれば、クリースなどの下処理をせずに、インポート後、DynaMeshをかけて、ディティールを掘っていきます。

まとめ

今回ご紹介したDynaMesh機能は、私がZBrushで一から造形していく際、必ず使っている機能です。ZBrushの中でも、よく使う機能の一つだと思います。

このブログを見ていただいた方の中で、少しでも興味を持たれた方はぜひ実際に触ってみてください。

今後、ZBrushについて、様々な機能や小技を、ご紹介しつつ、このツールの魅力をお伝えしていきたいと考えていますので、時おりブログをチェックしていただければ幸いです。

参考リンク

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