2026/3/2エンジニア

    UE5 反射について

    執筆:  “K.S”

    はじめに

    今回はUnreal Engine 5 で使える「反射」についてお話ししようと思います。鏡や水たまりなどの映り込みは映像表現をよりリアルにしてくれますよね。Unreal Engine 5では反射の種類がいくつかあるので、代表的なものを紹介してみようと思います。

    この記事の内容

    1. Screen Space Reflection

    2. Planer Reflection

    3. Reflection Capture

    4. Lumen Software Raytracing

    5. Lumen Hardware Raytracing

    準備

    Unreal Engineは5.3.2を使用します。

    環境構築は公式などを参考にしてもらえたらと思います。

     1.Screen Space Reflection

    面に映っているものを反射させて描画する方法。

    処理が軽く、Unreal Engine 4からの標準機能なため資料が豊富です。

    画面外のオブジェクトが描画されない点やカメラ角度に反射が大きく左右される点などの注意点がありますので用途に合わせる必要があります。

    Planer Reflection

    平面に反射した映像を描画して反射しているように見せる方法。

    鏡や水面の映り込みなどにも利用され、アーティファクトが少なく、

    更新タイミングを事前計算、リアルタイムなどに選択することができます。

    曲面には対応していない点や毎フレーム映像を更新すると使用メモリが増加するなどが注意点としてあげられます。

    Reflection Capture

    CubeMap, SphereMapを使用し事前に描画した反射結果を利用する方法。

    事前に描画されるため軽量ですが、リアルタイム更新に対応していません。

    また近景にアーティファクトが発生しやすく、キャプチャオブジェクトと反射オブジェクトの位置関係によっては正しく描画されないことがあります。

    Lumen Software Raytracing

    Unreal Engine5のGI・反射のデフォルト描画機能

    カメラ外のオブジェクトに対応し、リアルタイムにも対応している。

    カメラ角度によっては反射されないオブジェクトがあるなどの注意点があります。

    Lumen Hardware Raytracing

    グローバルイルミネーション、マテリアルの反射や屈折などを使用する方法。

    物理的に正確な反射でカメラ外のオブジェクトに対応し、リアルタイムにも対応しています、処理が重い点やプラットフォームによっては制限が付いてしまうなどの注意点があります。

    まとめ

    Unreal Engine 5 で反射の表現について紹介しましたが、実際に自分のプロジェクトで使う際には利用する場所や用途に合わせて、速度、見た目、汎用性など総合的に選択していくことになるかと思います。

    どれにしたらいいか悩んだときはまずはLumenを試してみるのがおすすめです。