執筆者 M.B

はじめに

前回は最低限知っておいたほうがいいツールの説明と塗り方について説明してきました。今回は自分がSubstancePainterでよく使うぼかしやグラデーション等について説明していきたいと思います。

この記事の内容

1. ぼかしについて

2. グラデーションについて

ぼかしについて

ぼかしは自分が作業するときによく使う機能の一つです。

一度やった後でも調整が後から出来るのでとりあえず大きく当たりをつけたりする際に便利です。

グラデーションがしづらい細かい場所を塗る際にも重宝しています

最初にぼかしの方法について紹介します。

①レイヤのマスクに右クリックでAddfilterを選択、追加します。

②追加されたフィルタを選択します。

③選択したことで出てくるフィルタのプロパティのNo filter selectedを選択します。

④選択したことで出てくるタブの中からBlurを選択します

ぼかしの強さはBlur Intensityで調節することができます。

グラデーションについて

substancepainterでのグラデーション

今回説明するグラデーションをするためにマップの情報をベイクする必要があります。

まずはその方法から記述していきたいと思います。

モデルの角や高さの情報などをベイクすることで汚したり、マテリアルの適用の際に非常に役立ちます。

ただし、不必要な情報もベイクするとデータ容量が非常に重くなるため不要であればチェックを外してベイクされないようにしましょう。今回はグラデーションのために使用する位置以外のチェックは外してもらってかまいません。

ベイクの手順は①Bake Mash Maps→②commonで必要な情報にチェック→③Bake all texture setを押すことで出来ます。

ベイクするものが多い場合時間がかかるので他の作業を並行して進めることを推奨します。

ベイクが完了したらグラデーションの作業に移ります。

Ctrl+Shift+Fで塗りつぶしレイヤーの追加をします。

②追加したレイヤーに黒のマスクを追加します。

③黒のマスクを選択

④Add generatorを選択

⑤generatorを選択

⑥プロパティの中のNo generator selectedを選択

⑦選択して出てきたタブ内の3DLinerGradientを選択

このような結果になります。(色はわかりやすいように赤にしてあります。)

invertをオンにするとグラデーションの向きを反対にすることができます。

①の数字を変更することでグラデーションの掛かり方を調整することができます。

②グラデーションの開始点と終着点を設定することができます。

例えば①の丸で囲った色を3D Position End、②の丸で囲った部分の色を3D Position Startにすると

このような結果になります。

まとめ

SubstancePainterはとても便利な3Dペイントソフトです。グラデーションとぼかしの操作はキャラクターの髪の毛や武器などの小物の落ち影にも応用できる幅が広いものです。

今回紹介したことが少しでも制作の一助になれたのなら幸いです。

参考文献

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