2021/11/15エンジニア

    【Substance Designer】入門 基本操作 マテリアルを取り込む作業

    執筆: Y.H

    はじめに

    はじめまして。

    株式会社ORENDAで、ゲーム背景の制作を行っているY.Hと申します。

    今回は、基本操作からSubstance Painterに作成したマテリアルを取り込む作業の一連を行いたいと思います。

    Substance Designerとは?

    Substance Designerは、プロシージャルにPBRテクスチャを作るためのツールです。

    メタルネス、ラフネスなどPBRテクスチャに必要なテクスチャを効率的に作成する事が出来ます。

    また、作成した結果はSubstance Painterのマテリアルとして出力することも可能です。

    使用したソフト

    Substance Designer ver:2021.1.2(11.1.2)

    ツールを起動して新規グラフを追加する

    まずはツールを起動し左上のファイルから新規Substanceグラフを選択します。

    ショートカットキー「Ctrl+N」でも作成できます。

    下記のような画面が出てくるので、グラフテンプレートにPBR(Metallic/Roughness)を選択し、任意でグラフ名を付てOKをクリックします。

    ノードを使ってテクスチャを作成

    次に、グラフウィンドウ(赤枠内)でスペースキーをクリックします。

    すると上記のように、ノードのウィンドウが開くのでその中の均一カラーを選択します。

    均一カラーを選択すると上記のようにグラフウィンドウに均一カラーノードが追加されるので設定などは、プロパティウィンドウで行います。

    追加されたノードをBase Colorに繋ぎます。

    プロシージャルノードを作成

    以下のようにTile Generatorを新規作成し追加できたらMetalicと法線のノードに接続するとViewの方でも見た目が変わっていることがわかります。

    エクスポート

    それでは、先程作成したマテリアルをSubstance Painterにエクスポートしていきます。

    まず、ベースカラーをSubstance Painterで調整出来るように変数として公開します。

    パラメーターの横にあるボタンをクリックして新しいグラフ入力として表示を選択します。

    上記のウィンドウが開くので識別子の名前を適当に付けてOKをクリックすると、グラフのプロパティウィンドウの入力パラメーターで確認が出来ます。

    さてそれではこれをエクスポートします。

    エクスポートするには、パッケージを右クリックして.sbsarファイルを公開…

    を選択します。

    保存先を選択すると下記のウィンドウが表示されますが、今回はそのままOKをクリックします。

    これでエクスポートの方は、完了です。

    Substance Painterにマテリアルを追加

    最後に作成したマテリアルをSubstance Painterに取り込みます。

    取り込むには、先程のsbsarのファイルをSubstance Painterのマテリアルウィンドウにドラッグ&ドロップします。

    すると以下のようなウィンドウが開かれるのでリソースの種類をbasematerialにし、

    リソースの読み込み先はこのマテリアルをどこに保存するかの設定です。

    このプロジェクトでしか使わない場合はProjectを、他のプロジェクトでも使う場合はshelfを選択します。

    すると以下のようにマテリアル一覧に保存されます。

    これでSubstance Painterに追加完了です。

    またベースカラーをSubstance Painterで変更できるようにしたのでPROPERTIESウィンドウから色を自由に調整できます。

    まとめ

    今回は、入門としてSubstance Designerの基本操作と簡単なマテリアルを作成しエクスポート。

    それをSubstance Painterにインポートしてみました。

    Substance DesignerとSubstance Painterの連携の基本の基本ですが、少しでもこの記事が参考になれば幸いです。

    以上となります。
    閲覧ありがとうございました。

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