2021/9/20エンジニア

    【Unreal Engine 4】エフェクト用の氷マテリアルを作ってみる(後編)

    執筆: C.O

    はじめに

    お待たせいたしました。

    前回は、オーラテクスチャやFresnelの設定を行いました。

    前回の記事はこちらになります。

    【UE4】エフェクト用の氷マテリアルを作ってみる(前編)

    今回は、ノーマルマップやRefrectionの設定を行い、更に氷のような表現を目指します。

    氷マテリアルを作ってみる(後編)

    ④マテリアルの編集(後編)

    後編では、①ノーマルマップ②リフラクション③オパシティを詳しく説明していきたいと思います。

    ①Normal

    ノーマルマップを設定することで、立体感を持たせることができます。

    使用するノードは、Texture Sample,Parameter,Lerp,Material Expression Constantになります。

    テクスチャのノードを呼び出し(T+左クリック)、前編でコンテンツフォルダにコピーしたノーマルテクスチャを選択します。

    1+左クリックでConstantを呼び出します。

    Constantを右クリックして、パラメータに変換します。

    Normalにリネームしておきます。

    3+左クリックでMaterial Expression Constantを呼び出します。

    詳細のConstantを選択すると、以下の画像のカラーピッカーが出てきます。

    Bの数値を1.0に設定すると青になりますので、OKを押して戻ります。

    L+左クリックでLerpを呼び出します。

    Lerpは、デフォルトの設定のままで問題ないです。

    あとは、画像の通りリンクを設定すれば、ノーマルマップの作業は完了です。

    ②Refraction

    次は、リフラクション(屈折)を設定して、更に水のような表現にリアルな感じを追加します。

    使用するノードは、Parameter,Lerpになります。

    1+左クリックでConstantを呼び出します。

    Constantを右クリックして、パラメータに変換します。

    Refractionにリネームしておきます。

    L+左クリックでLerpを呼び出します。

    詳細にて、Const A 1.0,Const B 1.5に設定します。

    こちらも画像の通り、リンクをつないでリフラクションの設定も完了です。

    ③Opacity

    オパシティでは、透明度あるいは不透明度 (透過の度合い) を設定することが出来ます。

    1+左クリックでConstantを呼び出します。

    Constantを右クリックして、パラメータに変換します。

    Opacityにリネームしておきます。

    ④ノードをマテリアルに接続する

    ここまで作成したノードを全てマテリアルに接続します。

    Normalは、Normalに接続※先にRefractionを接続しないとNormalは接続できません。

    Refractionは、リフラクションに接続

    Opacityは、オパシティに接続

    氷のような表現が出来ていると思います。

    マテリアルの編集は、完了です。

    ⑤Meshに使ってみる

    Mayaで作成した氷モデルのFbxデータをコンテンツフォルダにドラッグアンドドロップでコピーします。

    ※Fbxデータは、Freeでダウンロードできるものも多いので、色々試してみてください。

    コピーしたFbxデータをice_stoneにリネームしておきます。

    ice_stoneをダブルクリックして、開きます。

    プレビューシーン設定のMaterial Slotsで先ほど作成した、マテリアルを選択します。

    Meshにマテリアルを読み込むことが出来ました。

    ⑥インスタンス

    マテリアルをインスタンス化することで、先ほど作成した親マテリアルから子マテリアルを作成し、簡単にマテリアルを編集することが可能になります。

    iceマテリアルを左クリックすると、メニューが出てくるので「マテリアルインスタンスを作成」を選択すると、インスタンスが作成できます。

    名前は、ice_instにリネームしておきましょう。

    数字を変更すると色々な変化が見れるので、好きなように調整してみてください。

    ※インスタンス内で編集可能にしたい場合は、オリジナルのプロパティを選択し、それらをパラメータに設定しないといけません。

    まとめ

    UE4を使用して、エフェクト用の氷マテリアルを作成しました。

    これからもエフェクトに関する記事を執筆していく予定なので、少しでもこの記事が参考になると幸いです。

    以上です。ありがとうございました。

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