執筆: S
自己紹介
はじめまして。ORENDAで3DアニメーターをやらせていただいているSと申します。
3DCG歴は6年程度でORENDAには3年位、3Dを始める前は作画としてTVシリーズの原画の仕事をやっていました。
拙い文章ですがよろしくお願いします。
内容
今回は何かを持つとか握るとか、そういった際に気を付ける点を簡単に挙げたいと思います。
ただし案件とか、シチュエーションによって変わるものなので、あくまで一つの考え方として読んでいただければ幸いです。
説明用の画像には、MOXーMOTION様のフリーリグ「MoxRig for Maya」を使用させていただきます。
シンプルなので、動作が軽くて、モーション作成の練習をするにはもってこいのリグです。
↓ こちらからダウンロードサイトへ行けます。
手首に対して平行に物を持たせない
物を持つときは小指と薬指を締めて人差し指にはあまり力を込めないので、手首に対して傾きが発生します。
緊張等で4本の指全てに思いっきり力を入れて握っていたり、慣れてない感を演出したい時なんかは平行でもいいかもしれませんが……
例外を考えればいくつもありますが、あくまで例外が特殊な状況だと思うので基本的にこれは守ったほうがいいと思います。
ここで、選択しづらい指の関節を楽に選択できる、ツールの紹介です。
MoxPicker
ピッカーとは、使用する3Dモデルの骨やコントローラーを選択しやすくするツールです。
MOXーMOTION様からMayaのアニメーションサポート用スクリプトが出ており、
直感的にピッカーを作成できるのでとてもオススメです。
まとめ
どんな芝居もそうですが、大事なのはシチュエーションやキャラクターを想像して実際に自分でやってみる事だと思います。特に手は、目と同じ位表情が出る部分でもあります。悩んだ時は最高の資料が目の前にあるので、自分の手に芝居をさせてみましょう。
今回は本当に初歩的、言ってしまえばモーション云々以前の部分の話でしたが、出来ていないと『何かわからないけど変』という見ている人に違和感を与えてしまう部分でもあります。
他にも先人によって研究されてきた、見ている人に違和感を与えないためのルールのようなものは沢山ありますが、長くなるので気になった方は関連リンク先のpdfを読んだり、アニメーションで評判のいい本を買えば記載されてると思うのでぜひ買ってみてください。
ありがとうございました。
関連リンク
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